採用ノウハウ記事

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歯科衛生士の採用率を上げるには?おすすめの採用方法と3つのコツ

歯科衛生士 採用方法の画像

2021年6月時点で日本歯科衛生士会のホームページによると、歯科衛生士免許を取得する人数は毎年およそ7000人と言われています。

しかし、全国歯科衛生士教育協議会の調査によると、どの医院も歯科衛生士不足に悩まされているのが現状です。

なぜ歯科衛生士不足に陥ってしまうのかを紐解くことが、人材不足を解消するためには大切となるでしょう。

本記事では、歯科衛生士の採用が難航する理由や、おすすめの歯科衛生士の採用方法、歯科衛生士の採用を成功させる3つのコツについて紹介していきます。

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歯科衛生士の採用が難しい3つの理由

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まずは、「なぜ歯科衛生士の採用が難しいのか」を3つの視点から詳しく解説していきます。

求人倍率が高い

歯科衛生士勤務実態調査(2018年調べ)によると、歯科衛生士の「有効求人倍率」は20倍以上と非常に高いです。

「有効求人倍率」とはハローワークに申し込んだ求職者1人あたりの求人数のことを指しており、たとえば歯科衛生士の有効求人倍率が20倍の場合は、ひとりあたりの歯科衛生士の求職者に対して20の求人情報が出されていることを示しています。

歯科衛生士の求職者にとっては有利な売り手市場が続いているといえるでしょう。

逆に、競争率が高い歯科衛生士を採用するためには、より働きやすい歯科医院であることを知ってもらう必要があります。

女性が働きやすい環境が整っていない

歯科衛生士は9割以上が女性であるため、結婚や出産で退職する歯科衛生士も少なくありません。

しかし、復帰しても育児をする関係で17時以降の就労は避けたかったり、シフト制のため家事や育児との両立ができなかったりといった理由から、再就職が難しいケースがあります。

日本歯科衛生士会のホームページにて確認できる2006年以降は、働き方改革により歯科衛生士の働き方が見直され、「週休3日」や「土日休み」「17時までの勤務時間」など女性が家庭と両立しながら働けるような環境作りをしている歯科医院もあります。

求人広告で自院の良さを伝えきれていない

求職活動をする歯科衛生士が興味を持ち、「働きたい」と思ってもらえるような求人広告を作成するポイントは、自院の特徴や良さをよりわかりやすく記載し、他院と差別化できる魅力を提示することです。

他院と差別化できなければ、自院の求人詳細やホームページを見てもらえず「応募してみよう」と思ってもらえないでしょう。

実際の医院の写真や院長先生のメッセージなどを掲載し、実際に働くイメージが想像できるよう工夫するのがおすすめです。

おすすめの歯科衛生士の採用方法5つ

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ここからは、歯科衛生士のより有効な求人採用方法について具体的に説明します。

(1)求人検索エンジンを活用する

求人情報に特化した検索エンジンのことを「求人検索エンジン」といいます。

基本的に求人情報の掲載は無料で、有料で求人情報を掲載する場合は「クリック課金制」であるため、自院の求人広告が求職者によってクリックされなければ料金は発生しません。

また、ひとつの求人媒体ではなく求人情報だけが掲載された検索エンジンに掲載されるため、より多くの求職者人に自院の求人情報を見てもらえる可能性があるのです。

求人検索エンジンには「Indeed」「求人ボックス」「Careerjet」などがあり、それぞれの運営会社によって異なる特徴があるため、自院の求人活動にあったサイトを選びましょう。

(2)歯科衛生士向けの求人サイトを活用する

求職者の転職活動を支えるプロがサポートしてくれる機能を備えたサイトもあるため、このようなサイトにあらかじめ「このような人材が欲しい」と条件を提示して求人を掲載することで、自院にあった歯科衛生士からの応募が増える可能性があります。

採用成功率が高いサイトは「ファーストナビ歯科衛生士」「デンタルスタイル」などがあり、基本的には掲載は無料で、就職が決まった時に料金が発生する「成功報酬型」のサイトがほとんどです。

(3)専門学校・大学で求人募集する

新卒の採用を行うときには、口腔関連学科のある専門学校や大学で求人募集することもできます。

大学や専門学校指定の求人票またはインターネットから求人掲載を申し込む必要があるため、求人を出す場合は口腔関連学科のある学校のキャリアセンターに相談するとよいでしょう。

学校に直接出向き、自院をアピールする時間を設けてくれる就職説明会を開催している学校もあります。

専門学校・大学に求人を出すにあたっては基本的に無料です。

(4)自院のホームページに採用情報を掲載する

自院のホームページを作成すると、院長のメッセージや院内の写真など豊富な情報を掲載できるため、他院との差別化がしやすくなります。

ホームページを自院で作成できる場合は料金はかかりませんが、外部の業者にホームページ作成を依頼する場合は料金がかかります。

自院のホームページがあれば、「労働条件の詳細」や「自院の取り組み」「スタッフの様子」など、制限があるために求人サイトに掲載できなかった情報を自由に掲載でき、自院への興味や応募意欲を高めたり応募数が増えたりすることが期待できるでしょう。

また、求職者が常に新鮮な情報を得ることができるよう、必要に応じて求人情報の更新やホームページのリニューアルをすることも重要です。

(5)SNSを活用する

自院サイトや求人サイトに掲載した採用情報をSNSを使って拡散することで、より多くの人の目に求人情報が届き、応募につながる機会を増やすことができます。

基本的にSNSへの掲載は無料ですが、有料のSNSに広告を活用すれば情報を届けたい年齢層や興味のある層へ効率よく広告配信できるため、予算がある場合はSNS広告の活用も検討してみるといいでしょう。

しかし、求人掲載をSNSへの掲載のみに絞ってしまうと特定のSNSを利用していない人には求人情報が届かないため、求人検索エンジンや求人サイトなど他の方法との併用をおすすめします。

詳しくはこちら→【【Facebookで求人】メリット・デメリットと5つのコツとは?】

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歯科衛生士採用を成功させる3つのコツ

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最後に、歯科衛生士の採用を成功させる3つのコツについてみていきましょう。

求人票の内容を充実させる

自院の求人票に興味を持ってもらい、より詳しく医院のことが知りたいと思われるよう、求人票の内容を充実させ工夫しましょう。

求職者が知りたい待遇面と職場の雰囲気、働きやすい職場環境にするための取り組みなどを書くことが大切です。

《求人票に書くべき内容の例》
・給与や有給、勤務時間、福利厚生などの待遇面
・産休や育休の実績、シフト希望の出しやすさ
・働きやすい環境にするために自院が行っている取り組み
・職場環境や人間関係、教育体制
・職場の雰囲気がわかる写真や動画

職場環境・労働条件を改善する

歯科衛生士の9割が女性であるため、女性が働きやすい環境を整えることは求人への応募を増やすために非常に重要です。

女性の歯科衛生士のなかには、産休・育休後に職場復帰したいと希望しても、子供を預けられる時間と勤務時間が合わないために、復職を断念している人もいるでしょう。

また、「土日休み」や「週3勤務」「時短勤務」などといった、「勤務時間を柔軟に対応してもらえるか」なども求職者が歯科医院を選ぶポイントになります。

技術面の維持や再構築、講習会に参加することでのスキルアップの補助があれば、復職するにあたり不安を抱えている求職者への安心材料となるだけでなく、向上心がある歯科衛生士からの新規応募も期待できるでしょう。

医院の見学やスタッフとの顔合わせの時間を作る

歯科衛生士の退職理由のひとつに、「スタッフ同士の人間関係や職場の雰囲気が自分と合わないと感じたこと」が挙げられます。

よって、診療時間内に実際にスタッフが働いている雰囲気を見学してもらったり、従事している歯科衛生士やスタッフなど自院で働いている人たちの話を聞いてもらったりすることで、自院の雰囲気により合った求職者からの応募が期待できるでしょう。

また、患者層や使用器具・機器メーカーなどもわかるため、即戦力となる歯科衛生士の応募も期待されます。

詳しくはこちら→【心を掴んで他社と差別化!基本から作成ポイントまでわかる《求人票のすべて》】

まとめ

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毎年7000人もの歯科衛生士が増えるなか、求める人材を採用するには自院の魅力をアピールすることが必要です。

自院が歯科衛生士不足に陥らないためにも、女性が働きやすい環境を整えることが最優先となります。

歯科衛生士の求人を出すときは、歯科衛生士が働いてみたいと思えるように求職者が知りたい内容を具体的にわかりやすく記載すると同時に、自院に合った求人検索エンジンや求人サイトを使用して魅力をアピールしていきましょう。

この記事を参考にし、ぜひよりよい環境を整えて自院の求める歯科衛生士の採用を成功させてくださいね。

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