採用ノウハウ記事

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Indeedコンバージョン2つの計測方法と3つの効果を上げる方法

indeed コンバージョンの画像

この記事ではIndeedを運用する際に、必ず目にするコンバージョンについて解説します。

「Indeedのコンバージョンとは何か?」「そもそもコンバージョンとは?」と疑問を持っている人は、参考になるでしょう。Indeedでデータを計測し分析することで求職者からの応募を増やす方法を紹介します。



Indeedにおけるコンバージョンとは

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Indeedでの採用を成功させるための知識として必須となるのが、コンバーションです。

ここでは、コンバージョンについての説明やIndeedでの計測法とコンバージョンを上げる方法について紹介します。

そもそもコンバージョンとは

コンバージョン(Conversion:CV)とは、訳すと「変換、転換、交換」という意味を持ちます。

Webマーケティングでは「Webサイトにおける最終的な成果」です。

Webサイトの種類によって、最終的な成果は異なります。

例えば、小売業やサービス業ではユーザーに商品やサービスを購入してもらうこと、高額な商品の場合は見積もり依頼やお問い合わせ、相談の申し込みなどがコンバージョンです。

採用においては、「応募してもらうこと」がコンバージョンとなります。

Indeedコンバージョンタグ廃止の背景と影響

2021年10月1日に、Indeedのコンバージョントラッカーのサービス提供は終了しました。

コンバーショントラッカーとは、自社サイトをクローリング(読み込み)でIndeedに求人情報を掲載していた場合に、Indeedが提供しているコンバーショントラッカーというタグを自社サイトの応募完了ページに埋め込むことで、Indeed経由で応募があったことを管理画面上で把握できる仕組みのことです。

コンバージョントラッカーの提供が終了しコンバージョンタグが動作しなくなったために、管理画面は応募数は「0」のままになっています。

ですが、Indeedで計測されなくなっただけであるため、実際にはコンバージョントラッカーを経由した応募がある場合もあるのです。

別の方法でコンバーションを計測しなければ、応募者がIndeedの掲載を見て応募したか否かはわからないため、Indeedの効果は把握できません。

Indeed応募のコンバージョンを計測する2つの方法

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Indeedがコンバーショントラッカーのサービス終了後の代替策として、推奨しているサービスのひとつに「応募開始データの提供」があります。

ここでは応募開始データの見方や活用方法を紹介しましょう。

《Indeedだけで簡潔に計測したいなら》応募開始データを活用

応募開始データとは

応募開始データとは、応募完了までもう少しの求職者の行動を知ることができる貴重なデータです。

応募開始データではIndeedの管理画面から「応募開始数」「応募開始率」「平均応募開始単価」の3項目が確認できます。

コンバーションを上げるには、応募開始から応募へ誘導するためにデータ分析することが重要です。

応募開始データの見方

ここではIndeedの管理画面の「応募開始数」「応募開始率」「平均応募開始単価」について説明します。

「応募開始数」は、求人詳細ページ内の「応募画面に進む」などの応募ボタンをクリックした回数で、求職者が応募するための最初の手順を踏んだことを示すものです。

「応募開始率」は、応募開始数をクリック数で割った値で、応募開始数÷クリック数×100=応募開始率(%)で算出できます。

「平均応募開始単価」は、求人ページがクリックされた時に発生した合計金額と応募開始数で割った値を指し、合計費用÷応募開始数=応募開始単価(円)で求めることが可能です。

これらの数値を計測して、問題点が何かを検証することがコンバージョンをあげるポイントとなります。

応募開始データの活用方法

応募開始データを分析し、数値から明らかになった問題点を解決することが必要です。

問題点と解決の2つの例をあげてみましょう。

《例1:求人表示後のクリック数の分析》
求人ページが表示された後、クリックされていない場合には、クリックしたくなるタイトルではない可能性があります。

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抽象的な表現ではなく、仕事内容が明確にわかるタイトルに修正しましょう。

また専門用語をタイトルにすることは応募数を減らす要因になりかねないため、注意が必要です。
《例2:応募開始数からの応募数の分析》

応募開始数と比較して応募数が少ない場合には、応募フォームに問題がある可能性があります。

応募フォームの入力項目が多かったり、必須入力項目と任意入力項目が入り混じっていたりすると心理的、作業的なハードルが上がり、応募者が送信ボタンまで辿り着かないことがあるのです。

応募フォームはできるだけ項目数を絞りこみ、必須項目を上部にまとめて配置する、入力例を記載するなど応募者の負担が少なくなる工夫をしましょう。

Googleアナリティクスでコンバージョンを計測するために必要な準備

手順ごとに説明しますので、確認してください。

1)Googleアナリティクスのアカウントを用意する

まずはGoogleアナリティクスのアカウントを用意しましょう。

Googleアナリティクスのアカウントを持っていない場合はアカウント登録をして下さい。

2)トラッキングコードの埋め込みを行う

Googleアナリティクスのアカウントを用意したら、次にトラッキングコードの埋め込みを行います。

まずGoogleアナリティクスでトラッキングコードを取得します。



トラッキングコードを取得するためには、まずGoogleアナリティクスの左下にある「設定アイコン」をクリックします(※上図、参照。)。

その次に「トラッキング情報」という項目をクリックします(※上図、参照)。



すると上図のような項目が出てきますので、「トラッキングコード」という項目をクリックします。



そして上図のような画面で、ウェブサイトのトラッキングという項目の下部にあるコードがトラッキングコードになります。

そのトラッキングコードを採用サイトのすべてのページに設置しましょう。

3)Googleアナリティクスの目標設定を行う

トラッキングコードを採用サイトのすべてのページに設置したら、Googleアナリティクスの目標設定を必ず行いましょう。

Googleアナリティクスの目標設定とは、何を目標達成とするのかを設定し、その達成に至るまでのプロセスを記録できる機能です。

例えば、特定ぺージへのアクセスを目標達成としてプロセスを記録する場合もあれば、サイトに訪問してからの一定時間の滞在を目標達成としてプロセスを記録する場合もあります。

Googleアナリティクスの目標設定を行うことで、ユーザーがどのような経路を辿ってきたのか、どのページを見ているかなどのデータ分析だけでなく改善ポイントが明らかになり、採用の成功スピードを早めることができます。

設定の流れは次のようになります。

【Googleアナリティクスの目標設定の手順】
アナリティクス設定>ビューの「目標」>「新しい目標」>名前をつけます>「到達ページ」にチェック>「続行」をクリック>「等しい」>ドメイン以下のURLを入力>「保存」をクリック

具体的な設定方法は、次のように行います。



まずGoogleアナリティクスの左下にある「設定アイコン」をクイックします。

その次にビューの「目標」をクリックします。



そして次に「新しい目標」をクリックします。



その次に「カスタム」を選択し、「続行」をクリックします。



目標の名前を入力し、タイプを「到達ぺージ」にして下さい。

そして「続行」をクリックししましょう。



到達ページの設定で「等しい」にします。

空欄にドメイン以下の応募完了後に表示されるページのURLを入力すれば、設定完了です。

さらに詳細な設定を行う方法

さらに詳細に目標を設定する場合は、「目標達成プロセス」を使います。



上図のように目標達成プロセスを「オン」に切り替え、「名前」と「スクリーン/ぺージ(のURL)」を入力します。

目標達成までのプロセスにおいてステップを追加する場合は、「別のステップを追加」をクリックして下さい。

そうすると新しく「名前」と「スクリーン/ぺージ(のURL)」を入力するための空欄が出てきますので、そこに追加します。

このように目標達成のプロセスを設定することで、応募完了ぺージに至るまでの過程でユーザーが訪れたページのどの段階で離脱したかが分かるようになります。

その離脱率が多いページを改善することで、より応募完了ぺージに辿り着きやすくします。

しかし、「設定したつもりなのに上手く動かない」という場合も多いものです。

次の項では、コンバージョン計測ツールを導入するときに気をつけたい注意点をお伝えします。



Indeedのコンバージョンを上げる3つの方法

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Indeedにおけるコンバージョンは「応募してもらうこと」です。

ここでは、Indeedのコンバージョンを上げる(応募者を増やす)3つのポイントを紹介します。

求人票のタイトル・内容を充実させる

IndeedではAIが活用されていて、求職者の興味のある求人を自動的に判断し、検索結果として表示する仕組みです。

そのため求人情報を掲載する際は、求人者が検索しやすい検索キーワードを意識して求人票に記載することが重要です。

検索されやすいキーワードと求人票の内容が一致していると、求人票が検索結果に反映されやすくなります。

とりわけ求人票のタイトルは、求職者が1番初めに目にする情報です。

具体的に求める人材を表現することが、求人票が求職者にクリックされるポイントとなります。

例えば「A/Bテストを手法を用いたLPO対策スタッフ」といった専門用語をタイトルにすることも避けましょう。

求人票の内容は、具体的で求職者が実際に働いていることをイメージしやすい情報を盛り込むことが重要です。

求める人材の仕事内容や給与、労働条件を具体的に明記し、職場のイメージや理念、社風など自社情報は画像を使いながら、求職者が求める情報をわかりやすく表現しましょう。

応募フォームを簡略化する

応募フォームを簡略化して、応募までの手数を少なくする工夫も必要です。

応募フォームの入力する項目数を最低限に絞ったり、自動入力機能を活用したりすることも有効といえます。

また、必須入力項目と任意入力項目が交互に並ばないように、必須項目は上部にまとめるといった工夫も大切です。

自社の採用サイトの作成・連携させる

Indeedを経由させることで、企業の採用サイトへの訪問数・応募数が増えると言われています。

国内シェアNo.1となる求人サイトであるため、Indeedと自社の採用ページを連携させることで流入を期待できるでしょう。

また、Indeedの掲載基準をクリアしていれば、自社の自由なレイアウトで画像や動画をIndeedの求人ページに表示でき、他社との差別化を図ることが可能です。

自社採用サイトを通してユーザーに自社の魅力が伝えられれば、自社への応募意欲を高めるメリットもあります。

まとめ

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Indeedにおいてコンバージョンを上げるには、応募開始データを計測して検証するといった専門的な知識が必要になります。

企業にIndeedの応募開始データについて深い知識のある人材がいなければ、育成する時間が必要になるでしょう。

採用にあたっては、急を要する事例もあるためIndeedに精通した代理店に運用を任せる選択肢も視野に入れると良いかもしれません。

トルーではスピ―ディーな採用が可能です。

トルーでは応募数が増えて、採用単価が下がったという成功事例があります。
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