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Indeed掲載方法と注意点|応募が増える効果的な求人とは

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Indeedに掲載しているけれど、
「全く応募が来ない」
「イメージと違う人が来る」
といったお悩みをお持ちではありませんか?

実は求人広告の書き方に問題があることが多いのです。

Indeedで求人の応募数を増やすためには、ただ項目を埋めるだけではなく、効果的な求人情報を書くことがポイントです。

そこで今回は、Indeed掲載前に知っておくべきことから、効果を出す求人情報の書き方のコツをお話します。

この記事をよく読んで、Indeedからの求人応募を増やしましょう!



Indeedの基本知識と2つの掲載方法

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Indeedとは?

Indeedとは、リクルートのグループ会社が2004年に設立したアメリカの会社です。

世界60ヶ国以上・28言語でサービスが提供され、毎月の利用者は2億人とも言われており、日本でも高い知名度を持つ世界最大規模の知名度を誇る求人検索サイトです。

Indeedには有料掲載・無料掲載の2つの掲載方法がある

Indeedの料金体系のうち、有料のものはスポンサー広告といい、無料のものはオーガニック求人といいます。

それぞれどのようなものなのか、まとめていますので確認してください。

(1)有料掲載(スポンサー広告)

有料掲載(スポンサー広告)は、無料掲載よりも掲載期間が長く、表示回数が増えます。

求職者の目に留まりやすくなるため、無料の掲載に比べるとクリック数が5倍になるともいわれており、高い確率で情報を見てもらうことが可能です。

頻繁に検索結果画面に出てくるので、候補者により効果的にアプローチできるといえます。

「より早く求人を募集したい」「コストをかけてもいいから閲覧数をとにかく上げたい」という場合は、有料掲載を使うと効果的でしょう。

(2)無料掲載(オーガニック求人)

無料掲載は有料掲載よりも表示回数が少ないため求職者の目に留まりにくくはなりますが、検索順位が高いうちは目立つ場所に掲載されます。

ただし、無料掲載では新しい求人が優先上位に反映されるため、時間が経つにつれてトラフィック数(アクセス数)が下がります。

そうなると、どんどん表示順位が落ちていくので、古い情報が埋もれていってしまう可能性もあります。

そのため、「とにかくリーズナブルに広告を出したい」「はじめて利用するのでちょっと試してみたい」場合に利用するとよいでしょう。

Indeedに求人掲載する前に知っておくべきこと

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Indeedに求人掲載する際に気をつけるべき11のこと

Indeedで効果的に求人を行いたいなら、Indeedの考え方を理解しておく必要があります。

Indeedは求職者にとって使いやすくなるように日々改善を続けており、Indeedが求職者にとって最適だと判断されるような求人情報を掲載しなければ、求職者が検索しても表示されにくくなります。

以下に記載している気をつけるべき点を理解し、適切な求人情報を掲載するよう心がけましょう。

《Indeedの求人掲載でやるべきこと、やってはならないこと》
1)
抽象的なコンテンツは避ける 
分別のある求職者が不適切な、あるいは抽象的な求人広告を見て応募しようとは思わないはずです。そのような求職広告は検索結果が制限される場合があります。

2)注目を集めようとするのではなく具体的に 
広告のタイトルは、名刺に書かれた役職名のように、職種名を明確にし、余計な情報や注目を集めるためだけの文章は省略しましょう。職務説明欄には、求職者が検索しそうな詳細情報や、あなたが重要だと考える詳細内容を記載しましょう。

3)自社と関係のない職務内容は記述しない 
Indeedに表示される求人掲載は各企業様の正式な代表者がきちんとオファーできる内容のみ記述しましょう。

4)実際の仕事だけを掲載する 
Indeedは求人に特化した検索エンジンです。スパムや詐欺目的等、求人に関係のない掲載は求職者には表示されません。

5)Indeedのシステムを乱用しない 
他の検索エンジンと同様にIndeedでは最新かつ最も関連性のあるコンテンツを表示する検索アルゴリズムを使用しています。広告を短時間で再掲載したり、複数の地理的位置から投稿したりして露出度を高めようとするなど、私たちのシステムを不当に利用しようと試みる求人掲載が、通常の求人広告と同等の露出度を与えられることはありません。

6)正確な情報を記載する 
求職者は、就業先の所在地や職務内容、応募先企業が採用活動を実施しているのか、それともリクルーターが代理で実施しているのかなど、求人広告には真実のみを記載しましょう。

7)本当に人材を採用する場合に利用する 
Indeedはリクルーターの皆様にとっては貴重なツールですが、求人広告を掲載する際は、現在実際に利用可能となっている仕事に関する広告のみにとどめてください。将来の採用機会を見越して応募者の注意を集めることが目的の求人広告はシステムの悪用となります。

8)幅広い候補者を検討する 
Indeedの求人の中には特定の免除もありますが、条件を満たす候補者であれば、年齢や人種、性別、性的指向に関わらず利用可能になっています。

9)支払いは確実且つ公平に 
Indeed で人々が目にする求人広告は、時給制または給与制によって報酬が支払われるものであり、応募や面接、そして就業の際に候補者への費用負担を生じさせるものではありません。

10)求人応募の手続きはシンプル且つ透明に 
求職者が応募手続きを開始する際に複雑な手順を踏ませないよう心がけましょう。

11)候補者のプライバシーを尊重する 
応募者は応募の受付けや面接の日程等、決まった期間内に応募プロセスの進捗に関する通知が必要です。そして最も重要なのは、選考過程で知ることになる応募者の個人情報を安全に守り、彼らのプライバシーを尊重することです。

参照:Indeed「Indeedの求人広告で気をつける11のこと」

Indeedに掲載する前に確認しておくべきこと

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Indeedで効果を出すためには、まずはIndeedへ掲載する条件を満たしておく必要があります。

条件が漏れていると、求職者へ自社の求人情報を届けることができません。

必要なポイントを以下にまとめていますので、しっかり確認しましょう。

(1)クローリングされるページを作成しているか

「クローリング」とは、Indeedの検索エンジンロボットが企業のHPや採用情報を読み込むことを言います。

「クローリングされるページの作成=Indeedに読み込まれる仕様のページの作成」と考えて下さい。

Indeedの検索結果に表示される企業の独自の採用サイトやホームページの求人情報などのリンクは、Indeedにクローリングされているページです。

クローリングされるには、Webページが後述の掲載基準を満たしている必要があります。

《Indeedに掲載するための条件》
・業務内容が充実している

・応募方法が明記されている
・求人情報それぞれにURLが設定されている
・1つの求人ページ対し1つの職種で作成されている

Indeedのルールである1求人につき1ページは「仕事内容×勤務地」で決まります。

たとえば「営業職」の求人を、大阪府と京都府の2つのエリアで募集したい場合、それぞれのエリアごとにページを分ける必要があります。

反対に、異なる雇用形態を同じ勤務地で募集する場合、雇用形態ごとにページを分けてしまうと掲載されません。

正社員とアルバイトのように、異なる雇用形態を同じ勤務地で募集する場合は1つのページで作成しましょう。

(2)Indeedに直接投稿してページを作成しているか

「自社で上記に当てはまる求人ページを持っていない」「準備するハードルが高い」という企業様の場合、IndeedのTOPページにある求人広告掲載というリンクから直接自社の求人情報ページを作成することができます。

ただし作成してみると分かるのですが、基本的に文字が多く、見た目は多少淋しい仕様となります。

これではいくらクリックされても、応募に至る率が下がってしまう可能性が高くなってしまいます。

求職者目線で応募したくなるようなページの準備を心がけることをお勧めします。

(3)求人サイトへの出稿はしているか

求人サイトをこれまで多く使ってきた企業様の中には、何もしていないのに転職サイトに掲載している原稿がIndeedにも掲載されているのを目にしたこともあるかと思います。

これは、媒体社が自社求人サイトの効果と掲載企業の満足度向上のためにIndeedの有料掲載の場所を購入しているためです。

しかし、企業様が独自に有料掲載をしたい場合は求人サイトに掲載している原稿を応募先Webページとして使うことはできません。

そのため、有料掲載をする場合は自社の採用ページを作成するか、Indeedに直接投稿してページを作成しましょう。

※あわせて読みたい


【Indeed】クローリングと直接投稿の違いとメリットデメリット



応募数を増やすために押さえておくべき【5つの必須項目】

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ここまでindeedに掲載するために必要なことをお話してきましたが、ここからは具体的に応募数を増やす効果的な求人広告の書き方のコツをお話します。

《5つの必須項目》
(1)タイトル(職種)
(2)仕事内容
(3)スキル
(4)給与などの労働条件
(5)募集要項やPR情報

5つすべての項目を記載している企業がほとんどですが、実は書いていても反応がないこともあります。

Indeedで求人の応募数を増やすためには、ただすべての項目を埋めるのではなく、求職者にとって必要な内容になるように工夫する事が大切なのです。

どのように記載すればいいのか、作成のコツをみていきましょう。

(1)Indeedにはヒットしやすいタイトルがある

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Indeedの検索結果に表示される各求人情報のタイトルには、職種が表示されます。

単純に職種を記載するのではなく、 ”老人ホーム”の”介護職”というように、業界のカテゴリ+ 職種名のように記載いただいた方が分かりやすいです。

しかし、求職者が知らないような特殊な社内用語は、求人を見る方が理解できない場合があります。

誰もが知っているもしくはその業界の求職者なら知っているような一般的な表現を心がけましょう。

<良い例>
・「コピー機などOA機器の営業社員」
・「デジカメ製造検査装置の機械設計」
・「JAVA言語を使ったシステムエンジニア」
・「金融関係のコールセンター」
・「焼肉屋の調理・接客スタッフ」

<悪い例>
・「営業 正社員」
・「システムエンジニア」
・「20代の女性活躍中!未経験OK」
・「コールセンター」
・「店長候補募集中」
・「その他事務スタッフ」

(2)仕事内容は実際に行う仕事内容を具体的に書く

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仕事内容は実際に行う仕事内容をできる限り具体的に仕事内容を書くことをお勧めします。

例えば、自分はどんな職種でどんな商品のどんなことに携わるのかなど、求職者がイメージできるように書くのが理想です。

何をするのか分からないと、どんなことをするのかイメージしづらい内容になってしまいます。

仕事の内容はリアルが伝わるようにできるだけ具体的に書きましょう。

<良い例>
ご契約済みのお客様専任のアカウントプランナーとしてご担当いただきます。
■Yahoo! / Google / Indeed / DSPなどのインターネット広告の提案、戦略立案
■Google アナリティクスと中心としたWeb解析、レポーティング

【具体的な業務フロー】
■お客様のニーズや課題をヒアリングし、目標策定
■各種インターネット広告メディアを選定し、予算決定
■バナーなどのクリエイティブをデザイナーへ作成依頼
■インターネット広告運用の専任スタッフへ依頼
■広告配信をしながら、効果検証をおこない、強化点と改善点のご提案

<悪い例>
インターネットを活用したクライアントの集客のお手伝いをしていただきます。

具体的には、クライアント企業のビジネスゴール達成のためにプランナーとの協働で戦略立案を行い、広告などの運用を行います。

あなたのWEB広告の運用経験などを生かして自由な発想で、施策を成功に導いてください。

(3)必須スキルと推奨スキルはしっかりと区別する

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採用でミスマッチを防ぐには、必須や推奨となるスキルの記載をすることが重要です。

具体的にはどんなスキルが必要なのかは、現場の声をしっかりと吸い上げることで明らかにすることができます。

《スキルを作成する際に必要な情報》
・どういうスキルが必要なのか
・どんな仕事をして欲しいのか
・どういう人材がいなくて困っているのか

必要なスキルや推奨スキルが明確にわからない場合は、一度整理する必要があります。

これから採用する人が行う業務フローを明らかにして、必要なスキルを出し、その上で教えられる事柄と教えられない事柄を書き出します。

そうすると、求職者に求める必要なスキルや推奨するスキルや経験などがわかり、どんな人物を今求めているのかを理解することができます。

<良い例>
【必要な経験・スキル】
・インターネット広告アカウントプランナーで2年以上の実務経験
・Google アナリティクスの基本的な操作
・WordやExcelなどの基本的なPCスキル

【推奨するスキル(無くてもOKです!あれば嬉しいです)】
・コミュニケーション能力
・論理的思考力、問題解決力
・Google AdWords 認定資格
・Google アナリティクス個人認定資格
・ウェブ解析士

<悪い例>
【歓迎スキル】
・コーディング経験者
・WEB広告やコーポレートサイトの制作に興味がある方
・HTML・CSSコーディング業務の経験がある方
・Flash、Dreamweaver、Illustrator、Photoshopが使える方
・新しいことにチャレンジすることが好きで、常に前向きな思考をお持ちの方
※実務経験がない方も応相談。未経験者を採用した実績あり

(4)給与等の労働条件は法律にのっとった記載方法で

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職業安定法によって、求人票に必ず記載しなければならない項目が定められています。

《必ず記載しなければならない6つの項目》
1.従事すべき業務内容
2.労働契約期間
3.就業場所
4.始業及び就業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間及び休日
5.賃金額
6.健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険の適用に関する情報

上記の記載を踏まえた、求人票の記入例が以下の表です。

◆求人票の記入例

業務内容
 一般事務
契約期間
 期間の定めなし
試用期間
 試用期間あり(3カ月)
就業場所
 本社(大阪府大阪市中央区1−1−1)
就業時間
 9:00~17:00
休憩時間
 12:00~13:00
休日
 土日、祝日
時間外労働
 あり(月平均15時間)
賃金
 月給20万円(ただし、試用期間中は月給18万円) ※残業代は別途支給
加入保険
 雇用保険、労災保険、年金保険、健康保険
募集者
 株式会社ABC
雇用形態
 正社員

参考:厚生労働省・都道府県労働局「労働者を募集する企業の皆様へ」

必ず銘記しなければならない項目以外にも、注意が必要な項目やNG記載など、求人票には多くのルールが定められています。

求人票の記載ルールについてはこちら【その求人票、本当に大丈夫?書き方のポイントと絶対NGな表現を理解しよう!】を参考にしてくださいね。

(5)募集要項やPR情報は求人理由を明らかにし、どんな会社かもわかるようにする

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求職者は、非常に良く求人情報を見ています。

求人募集をすることになった理由の記載を疎かにすると、求職者が求人や会社に対しての不信感を抱き兼ねません。

例えば、この会社は常に求人を募集しているから何か問題があるのではないか?と感じて募集を避ける可能性が高くなります。

未経験採用をする場合であれば、研修内容や期間など出せる情報を余すところなく出すことによってより魅力的な内容に繋がり、またミスマッチを防ぐことが可能です。

一方で、経験者募集をする場合は、未経験採用と同じ様に研修内容を細かく書くことより、募集職種が取り扱っている仕事案件内容を細かく書く方が、求職者により情報が届くため応募の確率は上がります。

ここでは、募集記事やPR情報などのおすすめの出し方を紹介します。

<募集要項やPR情報の記載例>
【ホームページの画像】
社員数人の写真を背景に、求人職種、仕事の特徴、仕事をすることで目指したいことを記載している。

【PR文の内容】
Webマーケティングによって、中小企業から大手・上場企業まであらゆる企業の人材採用を成功に導いている当社。

2018年8月にリリースした採用サイト作成・集客パッケージソフト『toroo』が中小・中堅企業から高く評価されており、好調な業績を維持しています。

今回は、シェア拡大に伴い、アカウントプランナー(ご経験者)を募集をすることとなりました。

弊社のアカウントプランナーは、ご契約済みお客様へ、インターネット広告を用いたプロモーションの戦略立案からプランニング、 運用へのディレクションをおこなっていただきます。

お客様は、求人業界に絞り込んでいますので、社内に蓄積されたノウハウをもとに、より深いところまで、じっくりとご提案することができます。

【会社の雰囲気】
・若手社員大歓迎…20代の若手が活躍してます!!
・社内環境…「メディア開発事業」と「WEBコンサルティング事業」という、2つの事業を展開しています。
・ホームページ画像
実際の職場の写真を使う事は応募率を上げるために最も重要なことです。

プロモデルを使用したいかにも写りの良い画像は、見栄えはいいですが実際の職場がイメージできないというリアルさに欠けるため求人情報に使用するには不向きです。

またターゲットに合わせた写真選定も外すことができません。

そのため、写真は社員が写っているもの、かつそれがターゲットに合った雰囲気のものを選定し、
プロモデル写真ではなく実際のスタッフの写真を使用しましょう。
・PR文
「何を扱っている会社なのか」
「なぜ募集しているのか」
「何の職種を必要としているのか」
「どんな仕事をしているのか」
といった情報を簡単に説明することで、求職者が見たときにどんな求人情報なのか理解しやすくなります。

情熱的にものすごく長い文章で説明するのも良いですが、あまり長くしたり、文字が多すぎると、数多くの求人情報を見ている求職者には見てもらえない可能性もあります。

できる限り簡潔に説明をするだけでなく、どんな会社なのかイメージできるようにするのが望ましいです。

まとめ

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求職者にとってわかりやすい求人票を作成することは、採用のミスマッチを防ぎ、さらに求職者からの応募数アップに繋がります。

「求職者目線に立つ」を忘れずに、Indeedの求人票を作成しましょう。

「求人票の書き方が不安」「Indeed広告をやってみたけど成果が悪い」という場合は、弊社のサービスである「トルー」を検討してみましょう。

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