求人募集が簡単にできるIndeed(インディード)の効果的な使い方
TVのCMなどで見たIndeed(インディード)にとりあえず登録をしてみたけれど、結局のところ何を、どのように使ったら良いのか分からないと感じていませんか?
また、Indeedとは「求人や採用に役立つ何らかのサービス」ということは漠然とわかっていても、なかなかピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
「そもそもIndeedって何なの?」
「増員採用したいが、Indeedをどうやって使うのが有効的な使い方なの?」
Indeed(インディード)を上手に活用することで採用効果をあげたいならばぜひ読んでほしい、Indeedの仕組みと効果的な活用法についてご紹介します。
「Indeed」について知っておきたい基本知識
まずはIndeedについて詳しく見ていきましょう。
Indeed(インディード)とは?
Indeedとは、世の中の求人サイトや企業の採用情報など、”求人情報だけ”を集約した求人特化型検索エンジンです。
つまり、
・中途採用向けの求人サイト(マイナビ転職、@typeなど)
・アルバイト向けの求人サイト(バイトル、anなど)
・ハローワーク求人、企業ホームページの中の採用情報ページ
・人材派遣・紹介サービスを展開する企業が運営する求人サイト
などのあらゆる求人情報を、1つの検索エンジンとしてまとめています。
Indeed(インディード)は現在、世界60ヶ国以上・28言語に対応しており、世界では月間1億8000万人以上のユーザー(求職者)が仕事探しのツールとして利用しています。
日本では月間約1000万人以上のユーザーがいます。(例えば、マイナビ転職の月間会員ユーザー数は約400万人なので、約2.5倍のユーザー数がいるという計算になります。)
掲載されている正社員求人は80万件以上、アルバイト求人は90万件以上と、膨大な数の求人が掲載されており、Indeed(インディード)はこの膨大な件数の中から求人を検索できるツールなのです。
(リクナビNEXTやマイナビ転職で約8~9000件くらいの掲載件数なので、扱う求人の件数も圧倒的に多いことがわかりますね。)
Indeed(インディード)の特徴とは?
まず、募集企業側からみるIndeed広告自体の特徴から理解していきましょう。
日本には様々な求人媒体がありますが、その中でもIndeed広告は多くのメリットを持った求人情報専門の検索エンジンとして求人情報提供サービスを行っています。
では簡単に特徴を見てみましょう。
◆無料から始めることができる
◆自社サイトを持っていなくても求人情報を出せる
◆自社サイトの求人情報ヒットさせることができる
◆求人情報の掲載数が非常に多い など
また、Indeed(インディード)は他社のWEB求人媒体に多い「4週間30万円です」というようなプランで出すものとは違い、掲載期間に定めがあるわけではありません。
Indeed内にアカウントを開設して、求人情報を掲載することで、Indeed検索結果画面の無料掲載欄に掲載される可能性もあり、無料で求職者を集められる可能性があります。
Indeed(インディード)と求人サイトとの違い
前述した通り、Indeed(インディード)はいわゆる「求人サイト」ではなく、検索すると求人情報のみがヒットする「求人情報に特化した検索エンジン」です。
検索エンジンといえば、googleやyahooを思い浮かべていただくのが一番分かりやすいと思います。
Googleでは、検索窓に任意のキーワードを入力すると、世界中のあらゆるWebサイトを対象として、キーワードに合致したWebページが検索結果として表示されます。
一方、Indeedは「キーワード」「勤務地」という2つの検索窓があり、キーワードを入力すると、親和性の高い求人情報のWebページが検索結果として表示されます。
検索エンジンで上位表示させる方法の1つに「コンテンツ量が多いほど上位表示されやすい」というものがあります。
つまり、Indeedは膨大な数の求人情報が掲載されているため、求人を探しているユーザーの検索結果に上位に表示されることが圧倒的に多いことが他の求人サイトとの大きな違いとなっているのです。
求人者側の「Indeed(インディード)」の使い方
ユーザー(求人者)はYahooやGoogleで検索する時と同じ感覚でIndeedのトップページにある「キーワード」「勤務地」を入力し、仕事や求人情報を検索します。
ユーザーはこれまで面倒だった色々な求人サイトに登録したり、媒体をはしごして求人情報を見比べる必要がなく、Indeed内で求人検索が完結できることが最大のメリットです。
実際に求人に応募をする際は、各サイトの利用規約に準ずることになります。
一般的な求人サイトでは会員登録が必要となりますが、Indeedでは企業に直接応募する際は採用情報ページから直接応募することができるので、会員登録などの煩わしい手続きが不要です。
これらの点から、ユーザー視点で考えても使いやすい仕組みだと言えます。
次項以降で、実際にIndeed(インディード)を利用する際にすべきことについて詳しく説明していきます。
Indeedを自社の採用に活用するために準備しておくこと
これからIndeed(インディード)を使ってみたいと考えている場合、まずは、求職者が応募する先のWebページを自分で準備する必要があります。
Indeedは求人広告と違い、代理店が取材して原稿作成してくれるというものではありません。
また、Indeedの検索エンジンに認識してもらえるページの仕様にする必要があり、それにはいくつかの種類や規定があります。
これを理解していないと、自社採用サイトを作ったあとに「Indeedに対応していなかった!」いうことになりかねませんので、Indeed活用の前には必ず自社採用サイトがIndeed(インディード)に対応できているかを確認しましょう。
【Indeedに掲載するための3つの方法】
(1)クローリングされるページを作成する
「クローリング」とは、Indeed(インディード)の検索エンジンロボットが企業のHPや採用情報を読み込むことを言います。
「クローリングされるページの作成=Indeedに読み込まれる仕様のページの作成」と考えて下さい。
Indeedの検索結果として、数多く目にする企業の独自の採用サイトやホームページの求人情報などのリンクは、このIndeedにクローリングされているページで、クローリングされるには、Webページが後述の掲載基準を満たしている必要があります。
(2)Indeedに直接投稿してページを作成する
自社で上記に当てはまる求人ページを持っていない、準備するハードルが高いという企業様の場合、IndeedのTOPページにある求人広告掲載というリンクから、Indeedの中に直接自社の求人情報ページを作成することができます。
ただし、作成してみると分かるのですが、基本的に文字が多く、見た目は多少さみしい仕様となります。
これでは、いくらクリックされても応募に至る率が下がってしまうことも考えられますので、求職者目線で応募したくなるようなページの準備を心がけましょう。
(3)求人サイトへの出稿をする
求人サイトをこれまで多く使ってきた企業の中には、時には何もしていないのに転職サイトに掲載している原稿がIndeed(インディード)の中にも出ているのを目にしたこともあるかと思います。
これは、媒体社が自社求人サイトの効果と掲載企業の満足度向上のためにIndeedの有料広告を出しているためです。
企業が独自に有料掲載をしたい場合、求人サイトに掲載している原稿を応募先Webページとして使うことはできませんので注意してください。
※あわせて読みたい
・【Indeed】クローリングと直接投稿の違いとメリットデメリット
Indeed料金体系について-有料掲載
◆入札制の従量課金制で、クリック数に応じて課金となりリスクが少ない
◆表示回数が増えることで、求職者の目に留まりやすくなる
◆効果に応じて入札額や上限予算をリアルタイムで調整することができる
◆日別・月別のレポートなどパフォーマンスレポートを見ることができる
Indeed(インディード)の広告は運用型広告であり、入札形式の従量課金制で、ユーザーのマッチ度に応じて上位に求人を掲載することができます。
入札金額が高ければ高いほど露出度が高まる可能性が上がり、自社の求人を見てもらえる機会が増えます。
「入札の調整や予算の調整がリアルタイムで自由に行うことができる」ことは、運用型広告の魅力の1つです。
運用型広告というと、一見リスティング広告と似た印象を持ちますが、リスティング広告では「キーワードに入札を付ける」という仕組みに対し、Indeedは「(自社の)求人案件に入札を付ける」という違いがあります。
従来の求人サイトの広告では
・応募がない
・PVが増えない
・何十万も払ったのに1人も採用出来ていない
などというピンチな状況でも、支払う広告費は絶対に発生してしまいます。
しかし、運用型広告のIndeedでは効果や状況に応じてチューニングができ、コスト面の調整ができることが大きな違いと言えます。
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・【Indeed】スポンサー広告の活用で採用成功!特徴と掲載手順
Indeed料金体系について-無料掲載
◆無料で費用がかからない
◆掲載期間や表示回数は有料掲載よりも劣る
無料掲載は、その名の通り無料で掲載ができます。
表示回数は有料掲載よりも圧倒的に劣りますが、費用のかからないプランなので、ここは致し方ない点と言えるでしょう。
無料掲載は、大きく分けて2つのケースに分けられます。
(1)クローリング型
検索エンジンロボットが自社のサイトや採用情報を読み込むことを「クローリング型」と言い、Indeedに申請を出してクローリング(読み込み)を依頼します。
クローリングされた後は特に企業で行う作業はなく、ユーザーからの応募を待つだけになります。
(2)直接投稿型
現時点でまだ自社の求人が載っておらず「直接投稿型」といわれる簡易的な求人情報であれば登録することができます。
テキストのみの形式で簡易的なタイプとなりますが、無料で求人情報の露出が出来るので十分と言えるでしょう。
もし、自社のホームページの採用情報に遷移させたい(クローリングをさせたい)場合や自社の採用サイトに遷移させたい場合は、基本的には有料掲載の申込が前提とされています。
つまり有料掲載と無料掲載の両方に載せるという形ですが、その分表示回数が増える=応募数が上がる可能性が高いため、現状ではこれが最も効果的な方法だといえるでしょう。
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・Indeed無料掲載とは|有料掲載との違いとメリット・デメリット
Indeedの効果をあげる3つの方法
Indeedの掲載順位の仕組み(アルゴリズム)詳細はブラックボックスとなっていますが、
(1)検索キーワード
(2)求職者の行動履歴
(3)詳細ページの内容
の3点のマッチ度によって、求職者のニーズに最も合致すると思われる求人が表示されるようになっています。
そのため、自社の求人原稿のキーワードや詳細ページの内容を求職者のニーズに合うものに変更しておくことが一番重要です。
とはいえ求職者のニーズはその時々によって変化します。
そういった場合にはGoogleのSEO対策と同様に、Indeed(インディード)の検索エンジンに好まれる仕様にページを変更することが最も掲載順位や効果出しに有効と言われています。
具体的にどこをどう変更すると良いのかは各求人やWebページの仕様にもよりますが、以下のような点は必須または推奨基準として挙げられています。
・職種
・仕事内容詳細
・勤務地
・応募方法
・会社情報
上記を記載した求人案件数が自社の採用サイトに多いほど、検索でヒットする機会が増えますので、効果が出やすくなると言えます。
例えば、同じ仕事内容でも勤務地が違う求人を別の案件として自社採用サイト内に作成しておけば、ヒット率は上がるわけです。
ただし、Indeedが重複案件と判断した求人は極力表示しないロジックになっていますので注意が必要です。
上記のような特性から、
・多数の店舗・拠点をもっている企業
・多数の職種で募集を行っている企業
・アルバイト・パート採用に困っている企業
・人材会社(派遣、紹介)
のほうが効果が出やすいと言われています。
続いて、Indeed(インディード)にクローリングされるWebページを作成する際の注意点をご紹介します。
以下の点を認識していないために、「自社採用サイトの改修が必要となり、なかなかIndeedの利用を開始できない」という企業様も多いため、まずはこちらの8項目を確認しましょう。
1)1求人につき1職種名が簡潔に記載されていること
2)仕事内容の詳細が記載されていること
3)明確な勤務地が記載されていること
4)それぞれの求人ごとに別々のURLが割り振られていること
5)各求人ページに応募方法が明記されていること
6)求人情報はHTML形式であること(PDFやWordドキュメントはNG)
7)モバイルでも表示するには、モバイル最適化(リダイレクト設定/レスポンシブル対応)がされていること
8)複数の求人がある場合は、求人一覧ページが作成されていること
上記項目がクリアになっていないと、いくらWebページを作成してもIndeed(インディード)にクローリングされないので気を付けてください。
代理店に委託するメリット・デメリット
Indeedに掲載できるようになりましたが、実際に広告運用するにあたり
・定期的かつ効果的な求人情報にするにはどうチューニングしたらいいかわからない
・どの指標をどう見てどう調整したら良いか分からない
という企業の方も多いでのではないしょうか。
もし「リスティング広告といった他の運用型広告を利用したことがない」という企業の方は、まずは広告運用代理店を活用されることをお勧めします。
(1)どの案件をスポンサー求人に出すのか否かの設定(キャンペーン設定)
(2)上限クリック単価と上限日予算の設定の調整をプロが運用してくれて、その中で自身のノウハウを溜めていくことができる
(1)(代理店によってパーセンテージは異なりますが)実際の広告費の20%~30%程度の運用手数料がかかる
(2)依頼する代理店によって効果に大きな差が生じる可能性が高い
Indeedは無料で載せるだけでもいいのですが、最大限活用したい場合、広告運用は外せません。
信頼でき、知識やノウハウを持っている代理店に運用を依頼することこそ、Indeed広告運用成功への近道といえるでしょう。
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